京都先端科学大学工学部の田畑修新学部長 京都先端科学大学は2020年4月に工学部を新設する。田畑修新学部長に人材をどう育てるかを聞いた。 ――日本電産会長でもある永守重信理事長の下、京都先端科学大学に改称して1年。2020年4月には工学部を新設します。 「他の大学にはない特徴を持った工学部にしたい」 ――卒業研究に代わり、企業から課題を提示してもらい、解決策を考える「キャップストーン」と呼ぶプログラムを導入する。 「日本の大学は卒業研究に時間を使い過ぎている。4年生になると研究室にこもって研究に取り組むが、そのために3年生までに必要な単位を取らなければならない。卒業研究のテーマも1つではなく、3つぐらいを順々に提供した方が学生は伸びるのではないか。そうした議論から、企業の課題をチームで解決するプログラムに行き着いた」 ――3年生は入門編、4年生は本番と2つの課題に取り組む狙いは。 「3年生は将来の進路を考える大事な時期だ。そういう時に企業の課題を深掘りし、『働くというのはこういうことか』と実感するのは貴重な体験となる。3年生はまだ専門知識が少なく、能力の限界を知ることになる。社会に出るには非力な自分を知り、目標に向かって専門科目を勉強するモチベーションも高まる」 ――4年生の課題は難易度が増します。 「企業における課題というのは必ずしも正解があるわけではない。自分たちで本当の問題を見つけ、解決に向けた方針をたてる。こうした経験を通じて専門知識はもちろん、プランニング能力やコミュニケーション能力などが総合的に養われる。企業でも高い評価が得られるはずだ」 ――専門教育は英語で行う。そのために英語教育も集中する。 「1年生の前期は90分の授業が週10コマある。工学部の英語は必ずしもTOEICの点数を上げるためのものではなく、英語の授業を理解し、発言し、議論するためのもの。英語教育で連携するベルリッツにテキストを選び直し、教え方を工夫してもらう予定だ。例えば、工学の世界では数字が飛び交うが、直感的に理解するには集中してトレーニングするのがいい」 (聞き手は松田拓也氏)
京都先端科学大の工学部、設置審が認可 文部科学省の大学設置・学校法人審議会は15日、京都先端科学大学の工学部新設を認める答申を出した。モーター技術者を中心とした人材育成をする計画で、認可を受けて2020年4月に開設する。設置審は同大大学院工学研究科の設置も認めた。 同大学の前身は京都学園大学で、18年3月、日本電産の永守重信会長が運営法人の理事長に就任。19年4月に京都先端科学大に名称を変更し、改革の目玉として工学部の新設を目指していた。答申を受けて同大は「工学部をハブとして世界が求める多くの分野の幅広い課題に対応する」としている。


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