今日再着陸、46億年前の痕跡期待

11日午前、JAXAの探査機「はやぶさ2」が小惑星「りゅうぐう」へ2度目の着陸に挑む。

この小惑星は、地球に接近する軌道を持つ地球接近小惑星(NEO)のひとつで、これまでの観測から大きさは900m程度と推定されています。はやぶさ2は4月に金属弾をぶつけてつくった直径10mを超える人工のクレーターの近くに降り、地中にあった砂や岩石の採取を狙う。


今回の着陸ではクレーターから半径約3.5mの円内を目指す。クレーターができる際に飛び散って積もった地中の砂や岩石の採取が目的だ。

地球の生命誕生を巡っては、太古の地球に衝突した小惑星に含まれる有機物や水分、地球で誕生するきっかけになったとする仮説がある。小惑星の地中の物質が含む有機物などを詳しく分析できれば、仮説のけんしょうにもつながる。

小惑星の地中は太陽光や宇宙線による「宇宙風化」の影響を受けにくい。太陽系が誕生した46億年前の痕跡が残っているとみられ、その砂や岩石を採取できれば科学的に貴重な資料となる。

「はやぶさ2」は、基本的には「はやぶさ」で行ったミッションを踏襲します。ただし、より確実にミッションを行えるよう、信頼性を高める様々な改良が加えられています。またその一方で、小惑星表面に人工的なクレーターを作り、地下のサンプルを持ち帰るといった、新しい技術にも挑戦していきます。太陽系天体探査技術を向上させることも、「はやぶさ2」の重要な目的です。

「はやぶさ2」が目指す小惑星は、(162173)リュウグウです。リュウグウはC型の小惑星ですが、太陽系が生まれた頃(今から約46億年前)の水や有機物が、今でも残されていると考えられています。地球の水はどこから来たのか、生命を構成する有機物はどこでできたのか。そのような疑問を解くのが「はやぶさ2」の目的です。また、最初にできたと考えられる微惑星の衝突・破壊・合体を通して、惑星がどのように生まれたのかを調べることも「はやぶさ2」の目的です。つまり、「はやぶさ2」は、太陽系の誕生と生命誕生の秘密に迫るミッションなのです。

「はやぶさ2」は2014年12月3日に打ち上げられました。2015年12月3日の地球スイングバイを経て、2018年6月27日に小惑星リュウグウに到着しました。そして、2019年末にリュウグウを出発し、2020年末に地球に帰還する予定です。「はやぶさ2」の新たな挑戦により、太陽系天体への往復探査技術を確実なものにするとともに、太陽系誕生や生命誕生の秘密にさらに近づくことができると期待しています。







  • 1970.01.01 Thursday
  • -
  • 16:00
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

Related Entry
    Comment





       
    この記事のトラックバックURL : http://kokoro-sukui.life/trackback/101

    PR

    Calendar

    S M T W T F S
     123456
    78910111213
    14151617181920
    21222324252627
    28293031   
    << July 2019 >>

    kokoro_sukui

    kokoro_sukui2

    Archive

    Recommend

     (JUGEMレビュー »)


    Mobile

    qrcode

    Selected Entry

    Link

    Profile

    Search

    Other

    Powered

    無料ブログ作成サービス JUGEM