北極圏の氷が過去最速のペースで溶けている。
2010年の海水面積は、過去最小だった2012年の記録を更新する可能性が高い。

地球温暖化が一因とみられ、北半球の中緯度地域の異常気象をもたらす恐れがある。

―。
デンマーク気象研究所の研究者が6月中旬、グリーンランド北西部の意味で撮影した写真が話題となった。

例年ならまだ氷で覆われている場所だが、今年はすでに氷が解け始めて水たまり状態になっていた。
国立極地研究所の青木輝夫特任教授は「いつもは7倍上旬に溶け出す。今年は半分以上海が見えていた」と驚く。


北極圏―。 海洋面積 10年で4%減。
北緯66度33分より北の地域をさし、北極点を中心に広がる海は「北極海」と呼ばれる。
アメリカやカナダ、デンマーク、ロシアなど8カ国が領土を保有する。
面積は約217万平方キロメートル(日本の面積の約6倍)のグリーンランドデンマーク領だ。

厳しい気候の中で先住民側芽暮らし、ホッキョクグマやトナカイなどの独自の生態系を持つ。
真夏には太陽が沈まない「白夜」に、真冬には太陽が昇らない「極夜」になる。

地球温暖化の影響は大きく、北極圏の平均気温は他の地域に比べて2倍のペースで上がると予想されている。
海水面積は1979〜2012年の間、10年ごとに4%ずつ減った。
特に夏の海氷の減少が深刻になっている。


北極圏の氷は大きく2つに分類される。1つは北陸海を覆う海氷で、もう1つはグリーンランドなどの陸地の上に形成される氷床だ。
今年はグリーンランドの上空に強い高気圧が停滞しており、島のふちを沿うように吹く風が南の暖かい空気をもたらしたようだ。その結果、気温が上昇し、水床や付近の海水が例年より早く解けだしてしまったという。
海水の面積は例年、冬の2〜3月に最大になり、夏の9月に最小となる。今年は海水面積が最小になった12月と同じようなペースで氷が減っている。
国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の13年の報告書によると、海氷と氷床のどちらも長期的にみると地球温暖化の影響で減り続けている。最も温暖化が進んで場合、今世紀の半ばまでに9月の北極海で海氷がほとんど存在しない状態になる可能性が高いという。

夏に海氷が減り秋冬にかけて氷の成長が遅くなると、水よりも温度の高い海水からより多くの熱が大気に放出される。
これにより北極圏上空の気流に乱れが生じる。
普段は北極の上空に閉じ込められていた非常に冷たい寒気が、気流の乱れによって欧米やシベリア上空などに流れ出し、カンパを引き起こすというシナリオだ。

氷床が解けると海面が上昇する。IPCCの試算では、今世紀までに海面が最大で82センチメートル上がる。
また仮にグリーンランドの水床がすべて解けると、海面が約7メートル上昇すると見込まれている。
日本の臨海部には埋め立て地や低い土地が多い。
青木特任教授は「津波や高潮などの突発的な災害で被害が大きくなるリスクが高まる」と指摘する。

  • 1970.01.01 Thursday
  • -
  • 14:00
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

Comment





   
この記事のトラックバックURL : http://kokoro-sukui.life/trackback/125

PR

Calendar

S M T W T F S
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
<< November 2019 >>

kokoro_sukui

kokoro_sukui2

Archive

Recommend

 (JUGEMレビュー »)


Mobile

qrcode

Selected Entry

Link

Profile

Search

Other

Powered

無料ブログ作成サービス JUGEM