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地球温暖化がもたらす影響について国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)がまとめる報告書の原案が判明した。温暖化ガスの排出削減が進まないと、北極の氷が解けるなどして今世紀末までに海面が最大1メートルを超えて上昇すると予測した。高潮や洪水によって世界の10億人が危機にさらされ、2億8000万人以上が家を失う。

影響は世界の科学者が最新の研究にもとづいて分析し、報告書にまとめる。原案は各国政府にインフラ整備や防災対策の強化を迫る内容で、温暖化のリスクが改めて浮き彫りになった。IPCCは20日からモナコで総会を開き、25日に報告書の詳細を公表する。

IPCCではこれまでも温暖化によって80センチメートル程度の海面上昇があると分析していた。北極の氷床や陸地の氷が解ける速度が速まる兆候があり、原案では上昇幅を大きく見積もり、影響が深刻になるとの見解を示した。

水没を恐れる島しょ国の脅威となるほか、沿岸部の大都市にも甚大な被害をもたらす。台風やハリケーンなどで陸地に海水が押し寄せ、広い範囲が浸水する危険が高まるためだ。

温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」の成否などへの言及はないものの、有効な対策を取らなければ被害が拡大すると警鐘を鳴らした。

このほか、山岳地帯の氷河も今世紀末までに少なくとも5分の1が消える。欧州の一部地域では氷河の8割が失われるという。IPCCの分析では、世界の平均気温は産業革命前からすでに約1度上がっている。

温暖化が食料供給リスクに IPCC特別報告書公表

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は8月、世界の土地利用と気候変動に関する特別報告書を公表した。温暖化の進行は食料の安定供給のリスクとなっていると指摘し、食料システムから出る温暖化ガスは人の活動による排出量の最大4割弱となるという試算も出した。特別報告書の内容について、執筆にも携わった国立環境研究所の三枝信子センター長に聞いた。
――特に着目すべき点はどこですか。

「世界で頻発する熱波や干ばつ、豪雨といった極端気象が、食料供給に大きなリスクをもたらすことを示したことだ。単に価格が上がるだけでなく、食料を巡って紛争につながる恐れも出ている。1つの手段で解決できる問題ではなく、様々な対策を急いで取る必要があると強調している」

「一方で、温暖化対策だけを重視すれば、生物多様性や食の安全保障にとって脅威となるという指摘も重要だ。例えばバイオ燃料となる作物を増やせば二酸化炭素(CO2)の削減にはなるだろうが、食料の耕作地がその分少なくなることも考えられる。対策はトレードオフ(相反)の関係に留意することが肝心だ」

――食料システムからの温暖化ガスの排出量は21〜37%と推定されました。どう見ていますか。

「温暖化問題に取り組む科学者間でもあまり知られていなかった事実だ。私たちの食生活を考えさせられる数字だ。食料の25〜30%は廃棄され、それに伴う温暖化ガス排出量は人為起源の8〜10%に相当する。食品ロスは輸送や焼却に余計なエネルギーを使う。作りすぎず、食べ残しを減らすことが大事だ」

――報告書では、肉よりも穀類を取る食生活が温暖化対策になるとしています。なぜですか。

「例えば1ヘクタールの土地があったときに、同じエネルギー量を使って何人が養えるか考えるといい。畜産業では大量の飼料を海外から輸入したり、食肉に加工して輸送したりすることにもエネルギーを使う。排せつ物はメタンの発生源になる。同じ面積の水田でコメを作った方が消費エネルギーが少ない上、カロリーベースで多くの人を養うことができると考えられる」

――温暖化が進めば陸地の樹木が吸収源として機能しなくなる恐れも指摘しています。どうしてですか。

「人間でも気温が上がると呼吸が活発になるように、他の生物も温度が上がると代謝量が上がる。森林は温度が高くなると、CO2の吸収量が増えない一方で、放出する量が増加することが科学的に分かっている。温暖化に歯止めが利かなくなる前に対策を急ぐことが大事だ」

温暖化対策というと国や企業が取り組むものと捉えがちだ。しかし今回の報告書からは、消費者の食への意識変化によっても貢献できることが伝わってくる。小売業では原料調達からリサイクルの過程で排出される二酸化炭素の量を商品に記載する例が出ている。三枝氏はこうした情報から商品を選ぶことも対策につながると話す。
 報告書では肉よりも穀物中心の食に変えることを1つの対策として示した。ただ慣れた食生活をすぐに変えることは難しい。食肉の生産や輸送時に発生する分を減らす取り組みをまずは進めるべきだろう。
(安倍大資 氏)

  • 1970.01.01 Thursday
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  • 08:31
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