米グーグルはCESの会場で音声AIの機能強化について説明した(7日、米ラスベガス)

【ラスベガス=奥平和行】米グーグルが人工知能(AI)を活用した音声関連サービスを拡充する。記事などの長い文章を自然に読み上げ、翻訳する機能の開発などが柱となる。スピーカーや家電製品などを通じた音声AIの利用が増え、競争も激化している。スマートフォンなどで多くの利用者を抱える強みを生かし、機能強化を急ぐ。


世界最大のデジタル技術見本市「CES」が米ラスベガスで7日に開幕したのにあわせて説明会を開き、音声AI「グーグルアシスタント」などの機能拡充について説明した。グーグルは2018年からCESに大規模な展示スペースを設け、音声AIの利用を促す場として活用している。


新たな読み上げ機能は、記事やブログといった長文を人に近い調子で音読するのが特徴だ。同社の携帯端末向け基本ソフト(OS)「アンドロイド」を搭載した製品を通じて「このページを読んで」などと指示すると音読を始め、日本語を含む42の言語に翻訳する機能も備えた。提供を始める時期は明らかにしていない。


音声AIではディスプレーを内蔵したスピーカーを活用してリアルタイムで翻訳する機能も提供先を広げる。米ニューヨークのケネディ国際空港やアメリカン航空のラウンジなどで提供を始め、世界各地の空港やホテル、小売店など使えるようにする計画だ。


全米民生技術協会(CTA)によると、AIスピーカーがいち早く普及した米国では20年に出荷台数が前年比5%増の3900万台に達する見通しだ。世界全体では25年まで年平均30%を上回るペースで市場が拡大するとの予測もある。テレビや自動車など音声で操作できる機器も含めるとさらに利用者の裾野は広がる見通しだ。


一方、プライバシー侵害への懸念も高まっており、グーグルの製品管理担当ディレクター、オースティン・チャン氏は7日、「利用者が自分のデータがどう利用されているかを理解することが重要になっている」と説明した。


説明会では同社の製品は利用者の会話を無断で記録しないと強調した。さらに機能向上などのためにグーグルがデータを保存することに同意した場合も、「これはあなたのものではない」などと話しかけることにより直前の発言を削除したり、音声でプライバシー設定を確認したりできる新機能を紹介した。


2119年には同社の音声AIの対応機器が10億台に達したことを公表したが、今回は月間利用者が5億人を突破したと説明した。米アマゾン・ドット・コムや米マイクロソフトなどとの間で音声AIを巡る競争が激しくなるなか、実際に日々の生活のなかで使われていることを示す狙いがありそうだ。


スピーカーやヘッドホンなどに加えてテレビへの搭載も増やしたい意向で、テレビの電源が入っていないときでも音声で起動できる機能を加えると発表した。まず中国の海信集団(ハイセンス)とTCL集団が米国で販売するテレビが新機能への対応を始める。グーグルは提供先をほかのメーカーにも広げていく方針だ。

  • 1970.01.01 Thursday
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